2019年1月21日(火) 第17回公開研究会塩尻和子さん「イスラームとテロ…平和のためにできることは何か」
今日のような中東の混乱は、2003年のイラク戦争が発端となっている。内紛やテロの解決方法は難しいが、大国の介入と空爆によって犠牲となるのは、いつも幼い子供や市民である。軍事力の行使は、根深い憎悪を生み、さらにテロを継続させることになる。本講演では、イスラームとテロの関連性を客観的に学び、世界の平和を考える契機としたい。イスラーム諸国に歴史的な軋轢をもたない日本は、今後も中立を守り、難民救済などの人道的な支援に努力を惜しまず、場合によっては平和的な仲介役を果たすべきだと期待される。少なくとも、イスラームの教えへの理解とムスリムの人々に対する共感を進めることが、重要な第一歩となろう。


日時・場所
21 Jan 2020, 6:00 pm – 8:40 pm
エデユカス, 日本、〒102-0084 東京都千代田区二番町12−1 全国教育文化会館エデュカス東京
イベントについて
米国の手下となって憲法の破壊と軍事大国化をねらう安倍政権の許しがたい独善と腐敗が進む中、アフガニスタンで中村哲さんが凶弾に仆れました。
実践でははるかに及びませんが、理念においては中村さんと完全に一致する当会として、福岡で明日行われるご葬儀に下の弔電を送ります。
「あなたは戦乱の絶えないアフガニスタンの地で、人の命を守るのは、武器ではなく、水と緑だ、自分たちの活動は9条によって守られていると言われ、非暴力による平和の実現を、日本と世界に向かって実践を通して示し続けてこられました。ガンディーやキング牧師と同じく凶弾に仆れたあなたの非業の死を、心から悼みます。あなたの不滅の実践と思想に深く学び、改めて9条の理念を日本と世界に広げることを御霊前にお誓いします。『9条地球憲章の会』代表 堀尾輝久・事務局長 目良誠二郎」
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以下、「9条地球憲章の会」第17回公開研究会のご案内です。
中村さんへの非道なテロはなぜ、どういう勢力によるものなのかということを理解するためにも、本会の今後のグローバルな活動を考えるためにも、イスラーム世界への理解が不可欠です。